2014年12月19日
選のはなし(おまけ)~船を探して~①

「選」おまけ話。
「昔、喜界島に来ていたのは、
どんな形の船だったろう?」
リーフレットを作っている時・・・ふと思い、
調べてみる事にしました。
ネットで検索すると
船って色んな形があるんです。
難破しながらも、
あの有名な鑑真さんを乗せてきたという
遣唐使船団の船はこんな形だったとか。

一番原始的な形はこんなのだったとか。

そういえば、喜界町の歴史民俗資料館にも、
似た形の船が展示してありましたねぇ・・・。
意外と原始的な形の船が、
つい最近まで活躍していたのかもしれません。

次に現れたと考えられた形が、これ。
丸木船の上に木の枠を作って積み上げた
二段構えの船。
宮崎県の古墳群から発見された埴輪の形が下の絵で

ホントに作ってみるとこんな形になるようです。

角川春樹さんの企画で復刻され
「野生号」と名付けられ、朝鮮海峡を実験航海したそうです。

ちなみに「野生号Ⅱ」は
「古代日本人は南の島から黒潮に乗ってやってきたのではないか」
という謎を解くため、古代史学術調査事業の一環として、
フィリピン~鹿児島間を44日間かけて航海した・・・
らしいです。ひえ~、角川さんって、すごい事してるんですね。
・・・・脱線しすぎました。
とにかく船にはいろんなロマンがありそうで、
「埋蔵文化財センターに行って
なにかヒントがないか聞いてみるか!」
・・・と、さらに脱線したまま滝川へ向かう事にしました。
(つづく)
2014年12月17日
2014年12月15日
2014年12月14日
「選」のはなし②
前回、めでたく商品名が決まるところまでお話しました。
次は中に入れるリーフレット作りです。
ここで「商品名」を決めた時の思いを、
もっと詳しく知ってもらいたい。
リーフレットはこんなの。
これが三つ折りの形で箱の中に入ります。

喜界島は遺跡がいっぱい発掘され
外との交易があった事は
何となく知っていたものの、
それを短い文章の中にまとめるには
知識がたりなさすぎました。
そこで、

歴史民俗資料館
埋蔵文化財センター
図書館
近所の頼りになる博識な方
・・・などなど、
方々、まわる事に。
まずは、遺跡にくわしそうな
近所の頼りになる博識な方のところへ。
膨大な資料を貸していただきました(汗)
よ、読めるかな・・・と心配しつつページをめくると
これが面白い!「目からウロコ」の数々。

この本と
「『キカイガシマ』海域の考古学」
は一見の価値ありでした!
資料の中に
「喜界島は昔、貝殻や材木を主とした交易がさかんで
その品々は貴族達の威信財として利用されてきた。」
という内容がありました。

ビロウの樹は貴族の牛車の屋根に

赤木や夜光貝は刀や装飾品に




奄美でよく見かけるモノが、こんなお宝だったなんて。
ビックリ!
でもでも、昔のことは、まだまだ謎の多い奄美群島。
ここはお話風にまとめます。


みなさん!
「喜界島・選」の申込み締め切りは
12月15日(月)
です!
よろしくお願いします!
※リーフレットの文章には詳しく書けませんでしたが
ブログで多少なりとも触れられて良かったです。
色々協力していただいた皆様、
本当にありがとうございました。
2014年12月13日
「選」のはなし①

郵便局取扱いの山形屋「お歳暮ギフト」カタログ。
前回は、簡単に中身だけを紹介しました。
今回は「商品名」のはなし。
商品名は特に気を配る部分です。

この商品の時は、
ドレッシング→野菜を食べてきれいに→奄美の美人→「紬美人」
と、商品名も意外と降って来るように閃いたのですが
今回はどうしようか・・・・。かなり迷いました。
実はこの「選」、
最初は「特選ギフト」と簡単に命名していたのです。
ラベルもこんな感じで。


山形屋さんを交えた試食&打ち合わせの時(奥にいま~す)
商品名だけはもう少し捻ろうという事に。
「選」という一文字で何かできないか・・・。
メンバー・タイさんの要望をうけ、
前々から「いつか形にしてみたい」と思っていたアイデアを使う事に。
むかし、奄美には交易船が来ていた(はず)。
奄美の貴重な品々を選び、船に積み込んで
遠くへ運んでいた。(はず)
「選んで運ぶ船」→「船(セン)」=「選(セン)」
「選」という文字を「船の形」に
見立ててみよう!
そうして出来上がった商品ロゴが「選」の文字です。
海を行く、船の形に見えますかね~。

最終の字が出来上がるまでには、気の遠くなるような作業が。
いったい、何文字描いた事か~~(涙)
途中、あきらかに「選」と読めない字も。


みなさん!
「喜界島・選」の申込み締め切りは
12月15日(月)
です!
よろしくお願いします!
関連記事
2014年12月11日
締めきり間近!「お歳暮ギフト」


今年、初めてカタログ掲載が決まった
郵便局取扱いの「山形屋・お歳暮ギフトカタログ」。
申込み締めきりが
12月15日までだった事に気づき
「ブログで色々語らねば・・・」
と思っていたことを思い出しました。
少しづつ、
出来上がるまでのエピーソードや
このギフトに込めた思いを話してみたいと思います。
まずは中身。

詰め合わせはこの4本です。
どれも喜界島産の原材料にこだわり
味やデザインにもこだわって作ってきた品を
詰め合わせにしました。

喜界島の郵便局や
鹿児島の郵便局の数店舗で
すでに見本品が並んでいます。
カタログのほうは鹿児島県内でしたら
どこの郵便局にもあります!
ぜひご覧下さ~い。
関連記事