しーまブログ 島の物産品喜界島 ブログがホームページに!しーま新機能のお知らせ! さばくる~イベント情報受付中!~

2015年01月11日

選のはなし(おまけ)~船を探して~②


年越ししてしまった、お話の続き。


「喜界島近辺へ来ていた、昔の船の形がわかりませんか?」
いきなりの質問にも、
埋蔵文化財センターの職員さんは
丁寧に対応してくださいました。(さすが!)

喜界島では、まだ船に関する遺跡は見つかっていないけれども、
これまでに発見された遺跡から考えると
古代・中世の頃、外との交易はあったはずで、
船は来ていたはず・・・との事。

「知ってそうな方に問い合わせてみます。」
職員の方が、すぐに対応してくださったおかげで、
後日、それらしき船の形がわかる資料を頂きました。
(感謝!)

「宇検村の”倉木崎海底遺跡”の沈船が
一番、可能性の高い形かもしれません。
復元予想図は、こんな形になると思います。」と職員の方。

「これと似た形が、韓国の新安という所にも沈んでいたそうです。
こちらがその復元模型写真の資料。」


あれ?
目玉の様な模様・・・
どこかで見たな~と思ったら、


ネットで検索している時に見た、
沖縄県うるま市の「まーらん船」に似ています。

図書館で見た、奄美の昔が良く分かる本
「南島雑話」の中にも、似た船の絵が。

「南島雑話」は幕末の記録ですから
中世の頃に来ていた船の発展形が
この「まーらん船」になるのかもしれません。

中世の奄美群島、
島民はこの派手な船がやって来るのを
どんな気持ちでむかえたのでしょうか・・・・

・・・・などと色々なロマンを感じつつ、
ギフト「選」では、絵にしてカッコいい船の形をイラストに。

・・・でも残念!
結局リーフレットのサイズが小さく、
この絵はお蔵入りになりました(涙)

ちなみに埋蔵文化財センターの職員さんがくれた資料の中に、
とても印象深い絵が。

薩州川御座船。
大名などの貴人が乗るための豪華な船だそうです。
派手ですね~。

本日は
「古代・中世喜界島からの招待状」
というシンポジウムもあるそうで、

「いかねば。」
と楽しみにしている、中世・船オタクでした。





  
タグ :喜界島
  • LINEで送る


Posted by (合)喜界島結い・ゆいカフェ at 09:40Comments(0)日記